2014年10月6日月曜日

DMCA文書の作り方

以下にDMCA文書の一般的な書式例を掲載します。文例は海賊対策wiki様からお借りしました。赤字が状況に合わせて書き換えが必要なところです。

↓書式例ここから

件名:Copyright Infringement on your site

Date: March 11, 2014
Dear [不正アップロード先サイト名] team,

To Whom It May Concern:
The following information is presented for the purposes of removing web content that infringes on our copyright per the Digital Millennium Copyright Act. We appreciate your enforcement of copyright law and support of our rights in this matter

Identification of Copyrighted Work:
The copyrighted work at issue is the file that appears on:
[著作権侵害を受けている作品詳細ページのURL] 
[著作権侵害を受けているものが複数ある場合は続けて書く・・・] 
[自身のホームページのURL] 

Identification of Infringed Material:
The copyrighted work at issue is the file which is located at:
[違法ファイルのアップロードされているURL]

Copyright Owner Contact Information:
[サークル様の名前(アルファベット表記もしくは英語名)]
Attn: [サークル様代表者の名前(アルファベット表記)]
[サークル様の住所(アルファベット表記 例: 15 Konya-cho Kanda Chiyoda-ku, Tokyo, Japan 101-0035]
Email: [サークル様のメールアドレス]
[サークル様の電話番号]

Copyright Owners Statement:
I have a good faith belief that use of the copyrighted materials described above on the allegedly infringing web pages is not authorized by the copyright owner, its agent, or the law.
I swear, under penalty of perjury, that the information in the notification is accurate and that I am the copyright owner or am authorized to act on behalf of the owner of an exclusive right that is allegedly infringed.

Signed on this day, the 11 day of March, 2014,
[サークル様代表者の名前]
[サークル名、会社名など]

↑書式例ここまで

例文の解説

Identification of Copyrighted Work:
The copyrighted work at issue is the file that appears on:
[著作権侵害を受けている作品詳細ページのURL] 
[著作権侵害を受けているものが複数ある場合は続けて書く・・・] 
[自身のホームページのURL] 

ここは「著作権侵害されている」コンテンツを記載しています。つまりオリジナルの方ですね。あなたが自分の著作権侵害を受けている著作物をアップロードしているページやファイルなどを明記します。複数ある場合は改行して一気に書いてしまって結構です。
ここでは著作権侵害を受けている具体的なURL(個別ページ)を明記しますが、最後にサイトのトップページのURLを添えておきます。

Identification of Infringed Material:
The copyrighted work at issue is the file which is located at:
[違法ファイルのアップロードされているURL]
次に「著作権を侵害している」コンテンツを記載します。画像であれば直接画像のURLを記載、アップローダーに無断転載された圧縮ファイルなどであれば、そのURLを記載します。こちらも複数ある場合は改行して複数記載して構いません。
これらのファイルはどこかしらのページに掲載されていると思いますので、そのページのURLも添えるとわかりやすいでしょう。

Copyright Owner Contact Information:
[サークル様の名前(アルファベット表記もしくは英語名)]
Attn: [サークル様代表者の名前(アルファベット表記)]
[サークル様の住所(アルファベット表記 例: 15 Konya-cho Kanda Chiyoda-ku, Tokyo, Japan 101-0035]
Email: [サークル様のメールアドレス][サークル様の電話番号]
ここは「著作権保持者」の情報です。例が同人誌仕様なのでサークルとなっていますが、会社名、サイト名などですね。「うちのサイトは日本語名だ!」ってこともあるかと思いますが、基本的に全て英語表記で書きましょう。
「Attn」のところは個人の場合は著作権保持者の名前です。自身のウェブサイトで活動されている場合は、そこで使用しているハンドルネームも書いてあった方が分かりやすいかも。(実名でサイトを運営されている方は少ないかと思いますので)
住所の表記がありますが、ここは場合によっては記載しなくても受理されます。代わりに自身のウェブサイトのURLを明記してある状態でも、私の経験ではだいたい大丈夫です。
「Email」はしっかり書きましょう。DMCA申し立てを送信するメールアドレスと同じであることが好ましいです。gmailなどフリーメールでは受理してくれないところもありますので、できればサイトのドメインメールが好ましいです。もしくは連絡先としてサイト上に明記してあるメールアドレスなど。
「電話番号」の項目がありますが、ここも記載しなくてもほぼ大丈夫なことが多いです。ここを記載する際は国際電話番号表記にしましょう。通常日本で使用している電話番号の頭の「0」を「+81」に代えます。+81が日本の国番号みたいな感じです。具体的には09012345678→ +819012345678という感じで。

Copyright Owners Statement:
I have a good faith belief that use of the copyrighted materials described above on the allegedly infringing web pages is not authorized by the copyright owner, its agent, or the law.
I swear, under penalty of perjury, that the information in the notification is accurate and that I am the copyright owner or am authorized to act on behalf of the owner of an exclusive right that is allegedly infringed.
この部分はいわゆる宣誓です。つまり、自分がその著作物の著作権保持者であり、虚偽の申請を行っていません!嘘ついてません!ってことです。正確に言うと以下のような内容に同意しています。

  • 著作権資料の不正使用につき、著作権所有者やそのエージェント、法律 (例: 公正使用) が認可しないことを公言します。
  • 同通知につき、この情報は正確かつ本人が所有者である、所有者により代理人として認可されている、著作権または侵害の偽りがある著作権にもとづく独占権などにおいて偽りのある場合には、偽証罪に問われることを承知します。
  • Section 512(f) において、資料や活動を故意に実質的に偽って伝えることは侵害であり損害賠償責任を担う可能性があることに同意します。

Signed on this day, the 11 day of March, 2014,
[サークル様代表者の名前],
[サークル名、会社名など]
最後にいわゆるコレは「デジタル署名」というものです。欧米では日本の様に印鑑ではなく手書きのサインが一般的ですが、それのデジタル版とお考えください。日付と名前は必須です。名前はAttnで示したものと同じであるべきです。ウェブサイトの場合、サークル名、会社名などのところは自分のサイト名を書いたりします。

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